明○ミルクとこーひー。

きっと楽しくない。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

歩いては休み。歩いては休み。

大人の足で30分ぐらいだろうか。

少し道に迷ったものの私は2時間ぐらいで病院に着いた。

空が少しオレンジ色になっていた。



   5章   「匂い」

お見舞いに来る時はいつもここを通るんだ。

お母さんいつもここで何か書いてたけど・・・

警備員にじろっと見られたが私は何食わぬ顔で通り過ぎた。



父の病室に着いた私は入る事をためらった。

勝手に来たから怒られるかもしれないと思ったのもあるが

それ以上に手術後の一度しか来ていなかったのであの時の

やつれた父と疲れている母を見るのが嫌だった。

しかし、かなり疲れていた私はためらう気持ちもありつつ

早く座りたいという思いからドアを開けた。

そこには父が一人寝ているだけで母の姿はなかった。

あれ、お母さんおらへん。

父は前見た時よりあまり変わらなかったが、少しだけ

ほほのあたりに肉がついているような気がした。

父の顔を見たのと、いきなり怒られないのとでかなりほっとした

私は疲れが一気に出てきた。

椅子に座りぼけっとしていると母が戻ってきた。

母は私がここにいることが不思議でしかたないような顔をしていた。

「何でここにいるの?誰に連れてきてもろたん?」

「一人で来た。」

「おばちゃんは?おばちゃんには言うてきたん?」

「言ってへん・・・」

「あかんやないの!もう・・・」

「・・・・」

「お母さん、おばちゃんとこに電話してくるわ、

 心配してはるかもしれんから。」

「うん・・・」

もっと怒られるかと思っていたのに拍子抜けした私は

急に眠気が襲ってきた。




父の布団にもぐりこんだ私は父の背中にくっついて深呼吸をした。

久しぶりにかぐ父の匂いだ。なんて気持ちがいいんだろう。

安心した私はすぐに寝てしまい朝まで起きなかった。


スポンサーサイト
  1. 2007/03/05(月) 23:45:03|
  2. 小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<< | ホーム | >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://jiro99.blog70.fc2.com/tb.php/46-80a3d5b7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

じろー。

Author:じろー。
じろー。
本名でも
今まで呼ばれていた
あだ名でも無い。
おっぱい大好き。


誰か右側でいいのでおっぱいください。
♂ 20代

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。